院内検査・手術のご案内

院内検査

  糞便検査

    腸内細菌のバランス、未消化物の有無、消化管内

    寄生虫の検出などを調べます。

    (健康診断やワクチン接種時、また下痢などの

     症状の際は糞便をお持ちください。)

 

  尿検査

    色や臭い、pH・たんぱく・糖・潜血・ビリルビン(黄疸の指標)

    尿比重・尿沈渣(結晶、細菌、細胞その他)などを調べます。

  

  血球測定検査

    赤血球・白血球・血小板・血漿成分を分析、測定します。

    これによって貧血や炎症が起きていないかなどを判断します。

 

  生化学血液検査

    血液中の化学成分を分析することで、様々な臓器に関連した異常を

    検出・評価します。

 

  レントゲン検査

    骨・臓器の状態を画像によって調べます。

 

  超音波(エコー)検査

    超音波を体に当ててその反響を映像化にして臓器内の状態を調べます。 

 

 

手術

  去勢手術(日帰り手術)

   オスの精巣除去手術。

   陰嚢の皮膚を切開して精巣を摘出します。

   去勢手術を行うメリットとしては、

   発情による問題行動を抑える事や

   前立腺肥大・肛門周囲腺腫・精巣腫瘍の

   病気予防です。

   生後6か月齢頃から手術を行うことが

   出来ます。

   

  避妊手術(1泊入院)

   メスの子宮・卵巣除去手術。下腹部を切開して

   子宮・卵巣を摘出します。

   避妊手術を行うメリットとしては、

   発情による問題行動を抑える事や乳腺腫瘍・子宮蓄膿症を含む子宮の病気や

   卵巣の病気の予防です。

   初回発情が起こる前の生後6か月齢ごろの手術をおすすめします。

 

 その他手術

   病気やケガによる手術は必要に応じて、飼い主様のご理解を頂き行います。

   専門性の高い手術に関しては、大学病院などを紹介する場合もあります。

 

 

歯科処置

 

   イヌ・ネコは、ほとんど虫歯になりません。

   だたし歯石は細菌の塊なので歯肉炎・歯周病の原因となります。

   悪化すると歯が抜けたり、歯根部に膿が溜まったりして痛みが出てくる為に

   ご飯が食べずらくなる事があります。

   さらにひどくなると、あごの骨が溶けたり、まれに全身に細菌が回り、

   心臓や肝臓などの臓器に感染を起こすことがあります。

   

   よって歯磨きなどの予防が必要ですが、歯磨きが出来ない場合や歯石がひどい

   場合、スケーリング(歯石除去処置)や抜歯を行います。

   その際、全身麻酔を必要とします。

   

   

   ウサギやその他げっ歯類は、永世歯といって一生歯が伸び続けます。

   ペレットなどの柔らかい食べ物を多く与えていると、歯がうまく摩耗せず

   伸び続けて変形してくる事があります。

   これを不正咬合といい、奥歯(臼歯)が伸びると

   口の中が痛くなるために食べられなくなる事があります。

   不正咬合による食欲減退などがみられた場合は歯を研磨する処置を行います。

   その際、全身麻酔を必要とします。

   

   また前歯(切歯)が伸びた場合は、

   基本的に無麻酔で歯を切る処置を行う事が出来ます。