犬種別・かかりやすい病気

 人間と犬は約1万年前から一緒に暮らすようになったと言われています。その後、用途によって様々な犬種が生み出されていますが、遺伝的にかかりやすい病気があります。今回は人気のある犬種から代表例でかかりやすい病気をお伝えしようと思います。

 

 ゴールデン・レトリーバー

 

  • 腫瘍
  • 外耳炎

ラブラドール・レトリーバー

  • 腫瘍
  • アレルギー性皮膚炎

 フレンチブルドッグ

 パグ

  • 食物アレルギー(皮膚病・消化器症状)

 キャバリア

 マルチーズ

  • 心臓病(僧房弁閉鎖不全症)

   高齢犬の殆どと言っていい程かかる病気。

 

 トイプードル

  • 骨折(特に1才前後)
 ミニチュア・ダックスフンド
  • 椎間板ヘルニア
  • 自己免疫疾患 

 チワワ

 ポメラニアン

  • 心臓病
  • 気管虚脱 
 ミニチュア・シュナウザ―
  • 高脂血症
  • 肝・胆道系疾患
  • 皮膚疾患 
 シーズー
  • 心臓病
  • 皮膚疾患(外耳炎含む)
  • 眼疾患 

 上記をご覧いただくと分かると思いますが、垂れ耳の犬は耳の病気になりやすいですね。犬種によってかかりやすい病気は、将来的に病気にならないように常日頃から観察・ケアしてあげましょう。

 またペットの健康診断で異常や病気が見つかった経験がある方は37%に上ります。特に症状がなくても年に1~2回は定期的に健康診断(血液検査や身体検査)を行う事で病気の早期発見・早期治療をする事が出来る為、お勧めしております。

 

 ただ、どんなに気を付けていても病気になってしまう事があります。病気のペットに対し、どこまで費用と手間をかける事が出来るのかを飼育する前に考えておいて欲しいと思います。