電話などで「(ペットが)さっきから震えているんです…」とご心配のお問合せをされる方が多いです。
震える状態で考えられる原因としては
- 寒い、もしくは体温が下がっている
- どこか痛い
- 気持ち悪い
- 恐い
などです。
しかし「震えている」という訴えだけでは診断がつきづらく、実際に診てみないと何とも言えないのです。
震え以外の症状はありませんか。ただし食欲・元気がないという症状も震えがある時は出やすいです。身体に触れると身体が強張るなどの症状はありませんか。下痢や嘔吐はありませんか。
震える前はどうでしたか。最近、普段と違う行動をしていなかったかどうか小さな変化はありませんでしたか。震え以外の症状を探す事を飼い主様にお願いしております。
また震えと痙攣を勘違いされる場合もあります。その際には、手足を引きつけているか・意識があるかを確認してください。
症状を言葉で適切に説明する事が難しい場合もありますし、ご自宅では症状を出していたのに来院する時には既に症状が治まってしまっている場合もあります。
そのような時はこちらで細かく問診させて頂きます。なぜなら言葉のニュアンスの違いから診断を誤ってはいけない為、何度も同じ質問をさせて頂く事もあります。
より良い方法としてはご自宅での様子を携帯電話などで動画撮影をして、受診の際に見せて頂くとより診断しやすくなるかもしれません。
震えているだけで他に症状がなく、すぐ治まった時でも飼い主様が心配な時は受診され、特に問題なければ心配に越したことはありません。